2013年8月22日木曜日

ソール・バスの幻惑的な赤い映画ポスター【画像】



RED FILM POSTERS by SAUL BASS

映画のデザイン史には、欠かせないグラフィックデザイナー ソール・バス。
ソール・バスによるタイトルデザインは有名ですが、
同様に映画ポスターも素晴らしいものを残しています。

そこで彼のポスターをご紹介。

今回は赤系を基調にしたポスターに絞ります。
怖いくらいの赤が堪能できます。





赤、と一口に言っても様々な色合いがありますが、
どの赤も美しく、引きこまれます。



ソール・バス wikipediaより

ソール・バス(Saul Bass, 1920年5月8日 - 1996年4月25日)は、アメリカ合衆国のグラフィック・デザイナー。ニューヨーク市出身。しばしばソウル・バスとも表記されるが、これは発音の上からは明らかな誤りである(auは長音であって二重母音ではない)。
映画のタイトルデザインで広く知られ、映画界にタイトルデザインの分野を確立した人物ともいわれる。第一人者としてその死まで活躍、コーポレートアイデンティティや企業マークのデザインなども多く制作した。
映画ポスターや予告編制作などに携わった後、1954年オットー・プレミンジャー監督作品『カルメン』でタイトルデザインを初めて担当。 
デビュー以後、1960年代にかけて、ビリー・ワイルダー(『七年目の浮気』(1955年)で担当)、ロバート・アルドリッチ(『攻撃』(1956年など2本で担当)、キャロル・リード(『空中ぶらんこ』(1956年)で担当)、ウィリアム・ワイラー(『大いなる西部』(1958年)で担当)、スタンリー・キューブリック(『スパルタカス』(1960年)で担当)、ロバート・ワイズ(『ウエスト・サイド物語』(1961年)で担当)、エドワード・ドミトリク(『荒野を歩け』(1962年)で担当)、スタンリー・クレイマー(『おかしなおかしなおかしな世界』(1963年)など2本)、ジョン・フランケンハイマー(『グラン・プリ』(1966年)など3本)などの監督作品にデザインを提供した。 
『八十日間世界一周』(1956年、マイケル・アンダーソン監督)、『オーシャンと十一人の仲間』(1960年、ルイス・マイルストン監督)などの大作・話題作にも印象的なタイトルデザインを制作している。



Joe Camp "The Double McGuffin"  ジョー・キャンプ『The Double McGuffin』




Otto Preminger ”Anatomy of a Murder” オットー・プレミンジャー『或る殺人』




Martin Ritt "Edge of the City"  マーティン・リット 『Edge of the City』




Otto Preminger "The Human Factor" オットー・プレミンジャー『ヒューマン・ファクター』




 John Sturges "The Magnificent Seven"  ジョン・スタージェス『荒野の七人』




Arthur Barron "Brothers"




Billy Wilder "One, Two, Three"  ビリー・ワイルダー『One, Two, Three』




Otto Preminger ”Rosebud” オットー・プレミンジャー『ローズバッド』




Stanley Kubrick ”The Shining” スタンリー・キューブリック『シャイニング』




Stanley Kubrick "Spartacus"  スタンリー・キューブリック『スパルタカス』




Otto Preminger"Saint Joan"  オットー・プレミンジャー『聖女ジャンヌ・ダーク』




Otto Preminger"Such Good Friends"  オットー・プレミンジャー『Such Good Friends』




Alfred Hitchcock”Vertigo” アルフレッド・ヒッチコック『めまい』






使われている色は、赤黒白。
日本のグラフィックデザイナー 田中一光さんが、赤が最も映える組み合わせは、
赤と黒、赤と白。というようなことを何かの本で書いていたような気がします。

まさにその組み合わせ。
そのパターンしか使わない、ソール・バス。
強い思いを感じます。

もちろん、同じ映画でも違うパターンのポスターもあります。















2枚のポスターもすごくいいですが、
赤いポスターの方が、やはり力強さを感じます。


新鮮!!




後輩



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